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ハワイ島日和

涼しいところに行こう!

NOPU
思わず蒸気にあたりたくなるほど、涼しいハワイ島のボルケーノ周辺

 猛暑のため、今回の『ハワイ島日和』は、ハワイ島に限らず「ネイバーアイランドの涼しいところ」をご紹介します。

 暑いですねー。今年の夏は、本当に暑くて「どこでもいい、涼しいところに行きたい」と、思っていらっしゃる方も多いと思います。そんなときに「ハワイはいいですよ」と言うと、「ハワイなんて常夏じゃないか、涼しいところに行きたいんだ!」とお怒りになられるかも。でもハワイは、日本と比べて湿度が低いため、どんなにビーチが暑くても、ちょっと日陰に入っただけで、ウソのように涼しいのです。それでも「もっと涼しいところへ!」と仰るなら、ハワイにはたくさん「涼しい」いえ、ひょっとすると「寒い」ところがありますよ。

ハワイ島の涼しいところ

 火山が活発に活動し、溶岩がドロドロと流れるハワイ島。コナ空港に降り立つと、そこは真っ黒な溶岩が続く大地です。貿易風のおかげで、晴天率の高いコナ周辺は輝く太陽が眩しく、気温もかなり高め。ビーチで遊ぶには、ぴったりです。でも、ちょっと山に向かってドライブしてみましょう。コナ・コーヒーで有名なホルアロアの町まで来れば、コナでは「シェイブアイス!スムージー!!」と冷たいものが欲しかったのに、「ホットコーヒーでもいいかな」という気分になってきます。

暮れゆくオニズカ・ビジター・センター付近。日暮れとともに、寒くなっていきます

 更に、島の反対側、ボルケーノ観光に行くときには、上着も必要です。火山というと熱いイメージですが、ボルケーノ国立公園は標高が高く、だいたいいつでも涼しい場所です。早朝や夜間にボルケーノを訪れると、あまりの寒さにフリースのジャケットが欲しくなるほど。日中でも、少しお天気の悪い日などに、ハイキングをしていると、手がかじかんでしまい、ついスチーム・ベント(熱せられた、地中の水が蒸気になって噴出している穴)に手をかざしてしまうほどです。国立公園内にあるボルケーノ・ハウス(現在、改装のため閉館中)の暖炉では、人々が暖を取っている姿をよくみかけます。

 なおも「もっともっと涼しいところへ」と仰るなら、マウナ・ケアに行かれるといいでしょう。ハワイ語で「白い山」という名前を持つマウナ・ケアの標高は、富士山より高い4205m。その名前の通り、山頂には雪を抱く山です。山腹にあるオニズカ・ビジターセンターでも標高2800mと、かなりの高地になります。オニズカ・ビジターセンターでは、天体望遠鏡で星空の観測ができるのですが、日が暮れると同時に、凍えるような寒さになるので注意が必要です。ふもとのコナで「シェイブアイス!スムージー!!」と思ったことは、すでに記憶のかなたとなり、「温かいお茶!何か熱い飲み物が欲しい!!」と心から思うことでしょう。

暑さで大繁盛の、カウアイ島ワイメアのシェイブアイス店
ワイメアの暑さがウソのように涼しいコケエ

カウアイ島の涼しいところ

 太平洋のグランドキャニオンと呼ばれるワイメア渓谷は、カウアイ島の西側にあるワイメアの町から登ります。ワイメアの町は、史跡も多い趣のあるところ。ワイメア渓谷観光の前に、町を散歩してもいいかな、と歩き出すと、すぐに汗がふきだしてきます。ワイメアは、晴天率が高く、日中は乾燥してとても暑いのです。地元の子供たちと並んで、シェイブアイスを食べることになります・・・・涼しいところの紹介でしたね。

ワイメア渓谷への道をどんどん登っていくと、どんどん気温が下がってきます。ワイメア・キャニオン展望台を過ぎ、コケエ・ミュージアムまで登ってくれば、ワイメアの暑さはもうすっかりありません。ミュージアムの前の広場は、風がふきぬけ、日向でも充分涼しい。更に山を登って、ナ・パリを見下ろす展望台まで来れば、上着が欲しいほど。谷から海へと抜ける、ナ・パリの雄大な景色を見ていると、涼やかな気持ちになることは間違いありません。

マウイ島ハレアカラの中腹から西マウイを見たところ。周囲は牧場が広がっている

ハレアカラ山頂で、寒さに耐えながら朝陽を見る人々

マウイ島の涼しいところ

 マウイ島ハレアカラの山腹は、アップ・カントリーと呼ばれ、クラ、マカワオなどの小さな町が点在しています。農地や牧草地が広がり、ワイナリーやラベンダー園もあるこの地域は、どこも高地で涼しいところです。パニオロ(ハワイの方言でカウ・ボーイのこと)タウンとも呼ばれるウルパラクアは、同名のフラ・ソングで有名です。この歌の中に「夕方の冷気が肌を刺す」という意味の歌詞がありますが、ハレアカラでは、夕方にはぐっと気温が下がってきます。

 ハレアカラ山頂に登るときも、日中は「涼しいね」「上着が欲しいね」くらいで済みますが、朝陽や夕陽を見るときは「フリースが欲しい」「ダウン・ジャケットでもいい」くらいに寒くなります。山頂を吹きすさぶ風は「肌を刺す」どころか「骨まで凍らせる」勢いでガンガンぶつかってきます。風を避けて岩陰にうずくまりながら、日本から持参したカイロをにぎりしめつつ夕陽(あるいは朝陽)を見守ることになるかもしれません。車のエアコンは、もちろん冷房から暖房に切り替え済みです。もはや「もっと涼しいところへ」とは思わないでしょう。

 暑くて海水浴にぴったりのビーチから、ちょっと山へ登っただけで、とても涼しいハワイ。さあ、ハワイに避暑に行きましょう!


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