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カパア・タウンをホロホロする

ミノリ・K・エバンズ

裏通りにある「Kauai Design Center」の外観
 このところ(ほんとうは以前からずっと)、座り心地の良いカウチと使い勝手の良いコーヒー・テーブル(日本でいうところの、リビング・ルームの真ん中に置く少し丈の低いテーブル)が欲しいな〜と思い、何か掘り出しものがないかなと気になっていた。気になってはいながら、実はとくに積極的に探してもいなかったのだけれど、先日、部屋の模様替えをしたのをきっかけに、急激に、すごくすごく、もうどうしてもカウチとテーブルが欲しくなってしまった。どうせ買うなら、ハワイにお似合いの家具がほしいとは思うけれど、カウアイには家具を扱っているお店は数件しかなく、離島のせいもあって、価格にも選ぶ幅があまりない。大阪の街から来た私には、家具探しをするには、ここは不利な土地柄でしかない。ともかく、どこかをのぞいてみようと、カパアにある輸入ものの家具を置いているお店から、まずはのぞいてみることにした。


「Kauai Design Center」内「South China Sea」の中にはいろいろな 家具がならぶ
 空港からハイウエイを北上して、セイフウエイやフードランドのあるワイルアやワイポウリを過ぎて、さらに5分ほど車を走らせると、カパアの町に入る。ハイウエイ沿い右側にあるレストラン「ONO Family Restaurant」(オノ・ファミリー・レストラン)から、「Kapaa beach Park」(カパア・ビーチ・パーク)までの一画がそれで、よく言えば雰囲気のある、別の言い方をすれば少しひなびた雰囲気のお店が軒を連ねるコンパクトな一画だ。ペンキ塗りのお店が道沿いに並んでいて、フルーツスタンドからお土産物屋さん、レストランやカフェなどがある。車を停めてホロホロと歩くのにちょうどいい広さであり、実際にホロホロしている観光客をよく見かける一画でもある。

 この中で「South China Sea Trading Company」(サウス・チャイナ・シー・トレーディング・カンパニー)という輸入ものの小物や家具を扱っているお店をのぞく。

ハイウエイ沿いの「South China See」店内にならぶバスケット類
ここは、トモダチが働いていることもあり、時々のぞきにくるところである。輸入先はフィリピン・バリ・ベトナムなどで、同じ暖かい地域の島国からの輸入品ということもあって、竹を素材にした小物や家具、草を編んだマット、バスケット類、椰子の木やゲッコー(ヤモリ)を模した小物・置物など、輸入ものながら、ハワイにも似合う小物・家具などが置かれている。

 表通りにあたるこのハイウエイ沿いのお店のほかに裏通りにもう一軒お店がある。表通りは小物類が中心、裏通りは家具やマットなどの大きい商品が中心で、それぞれ観光客・地元住民と、来客者の顔ぶれも少し変わるようだ。ちなみに観光客が多い表通りのお店では、バスケット類と、マウイ産のソープ類が人気があるとのこと。実は私は大のバスケット類好きである。うちの母もバスケットものに目がないので、これは遺伝かもしれない(そんなものが遺伝するのかどうかは知りませんが)、というくらいに大好きだ。そんなバスケット類好きの私をくすぐる“いい感じ”の商品や、さらにはそれらを載せたりする台とかまでが売ってあって、危険なお店でもある。(またバスケットなんか買っちゃったの?と、ダンナさんに笑われたりしてます)ほかに個人的には、椰子の木やイルカ、ゲッコーなどを模した小物類もオススメ。どれもすごく可愛らしい。

 そういうわけで、しばらくはいつもの通り、そんな小物類をひとしきり観覧していたのだけれど、ハタと、本日のお題を思い出して、裏通りのお店へ足を向けることにした。道を反対側へ渡って、「ABCストア」の角をひとつ裏へ入る形で右に行くと「Kauai Design Center」(カウアイ・デザイン・センター)という大きな建物が見える。

ハイウエイ沿いのお店には小物を中心に、家具類も置かれている
この1階が「South China Sea」。お店に並んでいるものから、輸入されてお店にならぶのを待っているものまでひとしきり見てまわった。気に入ったものは、もちろんあった。あったけれど、でも予算の都合もあって、いちばんのお気に入りは断念。バンブー素材のカウチとコーヒー・テーブルを頭にとめて、この日はお店をあとにした。いちおう、ダンナさんの意見も聞かないといけないかな……と思ったのだ。


「South China Sea」のハイウエイ沿い店の外観
 この「Kauai Design Center」にはほかにもテナントでお店が入っていて、2階には生地を扱っているお店「Lihue Street Design」(リフエ・ストリート・デザイン)があり、ここに行くと、ハワイ柄の生地なども置いてある。また、このお店もハイウエイ沿い(北に向かって左側)にもお店があり、アンティーク・ハワイアン生地などを扱っている。アンティーク・ハワイアン生地は価格もそれなりだけれど、色使いや柄の配置が上品で、どれも雰囲気のあるものばかり。見ていて飽きない。カウアイでは、この日、3週間ほども続いた雨が久しぶりに上がって青空が広がっていた。カラっとした空気の気持ち良さに背中を押されて、少し、久しぶりにカパアの町をホロホロしてみることにした。(次回へ続く)

 


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