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ミノリのカウアイ日記

恒例、フラシスター一家がやって来た

ミノリ・K・エバンス
さらさちゃんの顔より大きいポメロン
 私には恵まれたことに、たくさんのフラ・シスター&フラ・ブラザー(フラを一緒に踊っている仲間)がいる。ここカウアイはもちろんのこと、オアフ島にも、ビッグアイランド(ハワイ島)にも、それから日本にも、ヨーロッパにも、アメリカ本土にもいる。そんな、たくさんいるフラ・シスターたちの中でも、家族ぐるみのおつきあいをさせてもらっているのが、直美ちゃん。茅ヶ崎でフラのグループを持って、フラを教えている先生だ。直美ちゃんとは、私たちのハラウが開いたワークショップに彼女が参加してくれて知り合った。ワークショップのあとにカウアイを訪れて、それで、同じクム・フラ(フラの先生)のもとで、フラを習う“フラ・シスター”になったのが、2006年のことである。以来、茅ヶ崎でサーフィン用のウエット・スーツの会社をしているダンナさんが、年に一度、仕事も兼ねてオアフ島に一ヶ月ほど滞在するのを機に、ついでにカウアイ島にも遊びに来てくれるのが恒例になっている。我が家のダンナさんもサーフィン大好き、直美ちゃんのダンナさんのムートンさんもサーフィン大好き。そして直美ちゃんと娘のさらさちゃんと私は一緒にフラを習うフラ・シスターということで、気楽に一緒にいられる家族同士というところだろうか。そんな直美ちゃん一家が今年もカウアイにやって来た。今回の滞在は、去年よりも少し短くて、9日間ほど。日本からムートンさんがやって来るので、ウォーレン(ダンナさんです)も仕事をできるだけ休んで、一緒にサーフィン三昧な日々を送ろうという計画を進めて、ちょっとはりきり気味であった。
ノウノウ山へのトレイルを歩く

 私と直美ちゃんは、いつも計画はするものの実現はしたことのない、「一緒にフラの練習をしよう」という計画を企てていた。フラ・シスターが遊びに来る時は、かならずと言っていいほど、「フラの練習を一緒にしよう」というお題が挙がるものの、このお題に関しては、98%方、実現することがない。ひさしぶりに会ったり、普段と違って「仲間」とみんなで時間を過ごしているわけでもないので、どうしてもいろんな話に花が咲いてしまう。結果、どこにも行かずに、話をしていた、ということも珍しくない。というわけで、今回もそんなにレッスンはしないだろうと予測はしていたけれど、珍しくクム・フラの方からの声がたくさんかかって、レッスンにもいつもより多く出かけて行った。そして、男性陣は、毎日毎日、朝も早くからせっせとサーフィンに通う日々である。そんな中でやっぱり「こんなの、やってらんな〜い」と思うのが、娘のさらさちゃんだろう。さらさちゃんは11歳。大人の時間にばかりはかまってられなくて、当然である。さらに彼女は「お家が大好き人間」でもある。お出かけするよりも、「お家」。実は、一番まったりとしたカウアイ時間を楽しむのに長けているのは、彼女なのかもしれない。こんなことがあった。とある日、夕方から夜にかけて「フラに関わるレクチャー」がカウアイ島のクムによって行われるので行きましょうと、クム・フラに誘われて出かけた直美ちゃんと私。帰宅すると、「ねぇ、パパとウォーレンくんと3人でいるとね、会話がないいよ」と、さらさちゃん。「会話がない? なんで!?」と聞くと、3人でリビングに座って、ビールを飲みながらサーフィンのDVDを観て、「オ〜」とか「ホ〜」「がはは〜」とか、ただ感嘆の声をあげているだけだったらしい。ったくもって、男性陣は役に立たない。

ムートンさん&直美ちゃんが「もんじゃ焼き」を披露

 そんなこともあって、レッスンのない時は3人で家の中、それから家の周りで時間を過ごした。我が家のすぐ隣が、ノウノウ山へのトレイルになっているので、そこに犬の散歩を兼ねて歩きに行ったり、「お家ごはん」作りを楽しんだり。ちょうど、みんなが来ているのを知って、カウアイのフラ・シスターの美代子さんが、自宅の庭で取れた「スター・フルーツ」と「ポメロン」を差し入れてくれた。すると、「スターフルーツって何?」と「?」顔の直美一家。う〜ん、そういえば私も日本に住んでいた頃は知らなかったかも。スターフルーツは、切るとその切り口が「星」の形をしている、水水しくて甘く、常緑の木になるとても美味しいフルーツである。日本でも沖縄や宮崎で栽培されているらしく、「五歛子(ごれんし)」という和名もあり、原産は東南アジアらしい。ともかく、見た目に可愛らしく、口に入れるととても美味しい「デキる」フルーツである。ともかく、スターフルーツが気に行った様子の女性陣。そしてそのサイズに、さらさちゃんが「げげ〜」と声を上げたのが、ポメロン。一見、ザボン(日本では、ブンタンとも呼ばれていると思う)のように見えるけれど、中の実が赤くて、甘みはザボンよりも強く、ジューシーである。この季節は比較的、フルーツには恵まれない時期なのだけれど、そこはハワイ。1年を通して、何らかの果実がシーズンを迎えているのは嬉しいことである。あまりの大きさにビックリした記念に、写真を撮ったりしてみた次第である。

 我が家には犬がいるけれど、茅ヶ崎の直美ちゃん宅にもリジーというミニチュアダックスフントがいる。双方とも、犬が大好きである。トリマーの資格を持っている直美ちゃんは、犬の扱いも上手。パコ(うちの犬)にも毎朝ブラッシングしてくれたりして、普段はされたことがないような「王子様あつかい」を受け、パコはとても満足そうである。毛もつやつやと輝いている。我が家には現在、階下を借りてくれている住人が飼っている犬もいる。さらさちゃんは、その犬にもたっぷりと愛情を注いでくれて、マイキ(階下の犬)も満足気。そして気がつくと、近所からさらに数匹が集まるようになって、ちょっとした犬のたまり場になっている我が家なのであった。

これが「スターフルーツ」

 そんないつもよりも賑やかな日々も、あっと言う間に過ぎて行った。飛行機でオアフ島に向かう一家に、食べきれなかったポメロンとスターフルーツを渡して、またすぐに日本で会おうねと言って別れた。クム・フラと私が日本に行く機会には、そのうちの数日間は茅ヶ崎の直美ちゃん宅にお泊まりをさせてもらうのも恒例になっている。フラを通して知り合って、こんな風に、気を許し合って過ごせるフラ・シスターがいるというのは、とても恵まれていることであるなぁと改めて思った時間である。いつも親しくしているフラ・シスターたちに感謝する日々なのでした。


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