ハワイの自然、文化、歴史がテーマのアロハWEBカワラ版
目次
【バックナンバー】
特集:知る・歩く・感じる
キルト・パラダイス
ハワイ日和
ミノリのカウアイ日記
アロハ・ブックシェルフ
ハワイ・ネットワーク
新定番!ハワイのおみやげ
スタッフルーム
アロハ・ピープル
フラ・ミュージアム通信
【ホクレア号】
ホクレア号横浜到着
ホクレア号での航海生活
ハワイの食卓
スタッフのいちおしハワイ
ハレピカケ倶楽部
アロハ・コラム
パワー・オブ・ハワイ
私のフラ体験
ハワイ日系移民の歴史
アストン・ストーリー
>アイランド・クローズアップ
ハワイ島編
マウイ島編
ホロホロ.ハワイ
カワラ版 トップページ
バックナンバー
クリック!
 
RSS1.0

第29回「キルティング・ビー」 アン

アンのハワイアンキルトにはいつもハートが入っています

 皆様アローハ!

 今年もバレンタイン・デーですね。素敵なご予定は立てられましたか?

 私のハワイアンキルトのパターンやキルティングには必ず「ハート」の模様を入れるようにしています。ずばり「愛」がテーマとなっています。他のキルターも星や丸、三角など、それぞれの自分らしさをキルトに描いています。バレンタインに手作りキルトを作ってプレゼントするのも、素敵ですよね。

キルティング・ビーの様子

 さて、キルトパラダイス第14回でもご紹介させていただきましたが、「キルティング・ビー」というのは、アメリカから来た本当の「言葉」です。今月私は、東京でハワイアンキルトのお教室を開催しています。そのお教室の中で、「キルティング・ビー」があります。基本的な事を学ばれた後、大きいキルト製作や、デザインについて、キルティングラインのご相談など、ハワイアンキルト全般について、皆さんとご一緒にいろいろ考えたりするレッスンになっています。もともと「キルティング・ビー」はみんなが集まってわいわい、がやがやすることの集まりが、ハチの集まる音に似ているということで、名前がついたそうです。その通り、お話する人はみんな! 一人が話しているだけではなく、みんなが参加していろいろお話するのです。そうです。一応私が「先生」という立場ですが、実は皆さんがいろいろな意味での「先生」になるわけです。大変ですよ〜。。このビーのクラスは。。私もケイちゃん(私のお手伝いしてくれている高校以来の友人です)も、たくさんのことを学ばせていただいています。

色の勉強(ソーイングバッグ)

 キルティング・ビーでは色の選びかたの楽しさも教えてもらうような気がします。自分で選ぶ色というのはいつも同じになりがちですが、人の色の選び方を見ていると、とても参考になるのです。ブルーやグリーン系ばかり好きな人でも、お隣の人のピンクをみると、とてもピンクを作ってみたいという気になるからです。また同系色を良く使う人、白地に派手な色を使う人、また反対色を使う人と、本当に色の組み合わせは無限です。ハワイアンキルトらしい色は、白地に赤やブルーなど、あざやかなものですが、白地に赤と赤地に白と、色を入れ替えてクッション等作るのも、統一感があり素敵です。またキルトの良いところは、葉や植物の実でも、自然ではあり得ない、すごい原色を使う事も可能なのです。ハワイアンキルトでは色に関して、ほとんどダブーがありません。アンティー(キルトの先生方)の何人かは「黒」を使ってはいけないという人もいます。黒=カプ(これはハワイ語ですが、タブーの意)が、昔からの言い伝えだとされています。黒は悪い魂の色であり、これがタブーだと言われています。私も一応アンティーの法則に従い、黒のキルトは未だ作ったことがありません。モダンなインテリアには良くマッチするかもしれませんが、いかがなものでしょう。

色の勉強(寒色系)

 色の選び方の他には、キルティングの時に使う糸の色まで相談します。1つのキルト完成までには少なくとも、数ヶ月の時間がかかるわけで、自分の手塩にかけた大切な1品は、何を選ぶにもいい加減な気持ちではできないのです。また人にあげるつもりで製作していても、だんだんと情が移り、人にはあげないで終わってしまった! なんてことも多々です。キルトの特徴である、プクピク感を出すキルト芯も厚さがいろいろあます。薄い物はキルティングが楽ですが、ぺったんこになってしまい、暖かさがない。厚い物はキルティングがかなり大変ですが、仕上がりは厚みがあり、豪華になります。このキルト芯選びも話題になりますし、キルト製作に不可欠なフープやシンブル(指ぬき)、針に渡り、話題は尽きる事はありません。

色の勉強(暖色系)

 また、作品を人に見せびらかす素晴らしいチャンスです。やはり人に見せないと、作ったかいがないですよね! これは唯一、キルト自慢ができる場所なのです。思い思いのキルトを語るチャンスなのです。そうすると、自信ができ、キルト製作に意欲も湧くというものです。

 一度機会がありましたら、このキルティング・ビーを覗いていただければ、楽しいと思いますよ〜。わいわい、がやがや。。。初めては入りにくいのでは? なんて思っているのは最初の1分間だけです。あとは魔法にかかったように、楽しい世界に入れます。(ちょっと怖いかしら?)

By Anne


【アロハWEBカワラ版-パレピカケ倶楽部】
2005年10月22日に開催した「アロハカワラ版」ハレピカケ倶楽部企画第二弾、ハワイアンキルト講習会の模様をお伝えしています。講師はアン(藤原小百合)先生です!
-> アンのハワイアンキルト講習会


【アロハWEBカワラ版-アロハ・ブックシェルフ】
アンさんのハワイアンキルトの本をご紹介しています。
-> 「のんびり、チクチク ハワイアンキルト Anne's Hawaiian Quilt」
 

個人情報保護の方針 クッキーの利用について
Copyright (C) 2002-2003 PACIFIC RESORTS.INC., All rights reserved.