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第57回「キルトハワイ2008」

アン
キルトハワイ2008

皆様、お元気ですか?

 もう7月ですね。ハワイも日差しがきつくなり、日中は本当に暑くなりました。今年も去年に引き続き、ハワイ島で開かれたキルトハワイ2008年を見に行きました。今年はキルトのワークショップに是非お会いしたい方がいらっしゃったので、それも楽しみでした。では私の気に入ったキルトをご紹介しましょう!

キルトハワイ2008のお店の様子

 キルトハワイは毎年、キルトベンチャーズが開催しているキルト展です。2003年までは毎年4島を廻ってキルト展を開催していたのですが、予算の関係で、2003年以来ホノルルでは開催されていません。今年もハワイ島のカイルナ−コナでの開催でした。私は他島に行けるので、ミニバケーションのつもりで毎年行くようにしています。キルトのワークショップも開催されているのですが、時間がなくてなかなか参加できず残念です。今年は私が是非お会いしたいと思っていた方が、講師を務めていらっしゃいました。Dierdra McElroyさんでパーフェクト・ステッチやタヒチアン・アップリケを教えていらっしゃいます。彼女はキルトアーティストでもあり、もちろんキルターでもあります。また、私が長年使っているロキサーン社のキルティング・シンブルも彼女の会社が販売をしているので、ビジネスウーマンでもあります。長い間メールや電話のやりとりで一度もお会いした事が無かったのですが(彼女はカリフォルニア在住)、今回は初めて対面することができました。不思議な感じですが、やはり目の前でお会いすると違いますね。もっともっと親しみが湧きました。これからも素敵で実用的なシンブルや、キルトグッズお願いしたいと思っています。

リック・スターク氏の手作りキルト「Ke Kukui O Lani Ka ‘Uka」
designed by V. Hue, quilted by Ric Stark

 いろいろな方のキルトの展示の他、キルトグッズのお店が並びます。ここで新しい道具、他の方のパターン、変わった糸などを仕入れます。この時に他のキルターなどと話をするのも楽しみの1つになっています。キルト展なので、ハワイアンキルトの他、パッチワークキルト、アップリケキルトなども展示してありますが、私はほとんどハワイアンキルト以外目に入らない感じです。今年はハワイ島の方の素敵なハワイアンキルトの展示がありました。やはりすべて手作りのハワイアンキルトを見るとホッとします。リック・スタークさん(Two quilts are made by Ric Stark)の作品です。1つ目はデザインがV. Hueさんという方で、アップリケは1980年代に誰かの手により作られたものだそうです(アップリケ者不明)。キルトの名前は「Ke Kukui O Lani Ka ‘Uka」といい、モロカイ島の取り壊されてしまった灯台を偲ばれて作られたようです。ククイの葉、実、花がデザインに使われています。

私と同じように、下地と同じキルト糸をアップリケにも施してあるので、アップリケの内側のキルティングのラインがとても奇麗です。

リック・スターク氏の手作りキルト「E O Ka Liko」
designed and quilted by Ric Stark

リック・スターク氏のもう1枚のキルトは「E O Ka Liko」というキルトでリック氏の初めてのデザインだそうです。デザインはオヒア・レフアですが、その中に「The ‘O‘O bird」が隠されキルティングされています。

 黒い糸でキルティングされているので、よく見ると鳥の姿が見え、とてもユニークです。このように隠しキルトがあるのも楽しいですね。キルティングの目もとても細かく本当に素敵なキルトでした。このようなキルトに出会えると、キルト展を見に行った意味があります。色といいステッチといい、素敵なキルトに出会えると、心が温かくなります。こういうキルトを皆さんに見せて下さってありがとうという感じです。ハワイアンキルトのキルティングステッチは1インチ(2.54cm)の中に13目と私の先生は言っていましたが、そのくらい細かいステッチが本物のハワイアンキルトです。薄いキルト芯を使うとおせんべいのように、平らなキルトになってしまうので、私は1インチに8目ほどのステッチが最適と思います。他の州や日本から参加されてる方のキルトはキルティングの目が大きいので、こういう小さい目を見習って更に素敵なキルトを作っていただきたいと思います。そういう意味でキルト展を見に行って、自分を磨くことはとても大切です。また本物のキルトを見る機会があれば、必ず見て下さい。私のショップでも、私と私のスタッフが作った本物のハワイアンキルトが飾ってあります。是非見に来て下さい。

「Dogwood in Spring」
by Patty Ashworth, Tennessee
「Kapa」
quilted by Metta Keenan, designed by Jane Sassaman

 テネシー州のパティさんが作られた「Dogwood in Spring」(dogwood=みずき)も素敵でした。ハワイに住まれていた時のことを思い、テネシーの春をハワイアンキルト風に作ってみたそうです。こういう自分なりのキルトもアイディアですね。ハワイ島にお住まいのメッタさんの「Kapa」というサンプラーズキルトも素敵でした。これはキルトキットを買われて作られたようですが、完成することに意味がありますよね。

 今年もケアウホウでマンタのナイトダイビングツアーに参加してみたかったのですが、やはりスパには負けました(笑)。2泊3日のハワイ島のミニバケーションは、キルトを見て、スパでマッサージを受け、ゴルフをしたというかなりリラックスしたものになりました。皆さんもキルト展という理由でいろいろなところに行かれてみて下さいね!

By アン
 


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