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ハワイ日和
ハナ・ハイウエイで寄り道しよう!<マウイ島> NOPU

 マウイ島のハナへ行くには、長くてクネクネした幅の狭い道を、2時間以上ドライブしなくてはいけません。「ハナへ行く」ということは、このちょっとうんざりするドライブを、いかに楽しむかがポイントになってくるかも。ところで、このハナへの道沿いにはいくつものハイキング・コースがあることは、意外に知られていないようです。今回は、ドライブの合間のリフレッシュにもちょうどいい、短めのハイキング・コースをご紹介します。


ツイン・フォールズ

ツイン・フォールへ向かうトレイルに咲くリリコイの花
ツイン・フォールズへ向かうトレイルに咲くリリコイの花
ツイン・フォール。池には水遊びをする人々も
ツイン・フォールズ。池には水遊びをする人々も

 ハナ・ハイウエイ沿いには数えきれないほどの滝があり、長いドライブで疲れ気味のドライバーを癒してくれます。それらの滝の一つ、ツイン・フォールズ(この名前は通称のようです)があるのは、ハナへのドライブもまだ始めの方。この辺りで寄り道していると、ハナにはなかなか着かないので、帰り道にハイキングするのもいいですね。ガイドブックなどでもあまり紹介されていない滝ですが、観光客に人気のスポットのようです。滝へ続くトレイルの入り口には、フルーツ・スタンドがあって目印にもなっています。ハナ・ハイウエイ沿いでは、小さなフルーツ・スタンドをよく見かけますが、ここは滝の人気もあってかなかなか流行っているようです。さて、滝へ向かいましょう。

 滝への道は、起伏もなく整備されていて、歩きやすくなっています。トレイルでは、小さなお子さんがいる家族連れも多く見かけました。道の周囲には、ジンジャーやハイビスカスが咲いていて、花々を見ながらお散歩気分で歩くことができます。リリコイ(パッション・フルーツ)の大きな花も咲いていましたが、リリコイというハワイ語の名前は、この近くのリリコイ峡谷が由来になったそうです。のんびり20分ほど歩くと、目的地の滝に着きました。あまり高さはありませんが、滝の下はちょっと広めの池になっていて、泳いでいる人もいます。自分が水遊びをしなくても、楽しそうに泳ぐ人を見ていると、なんとなくリフレッシュしますね。この付近には灌漑用の長い水路が残っていて、トレイルではその一部も見ることができました。


ケアナエ森林公園

ハイウエイから見たケアナエ半島
ハイウエイから見たケアナエ半島
ケアナエ森林公園のティに囲まれたトレイル
ケアナエ森林公園のティに囲まれたトレイル

 ケアナエは、ハナへのドライブの中間辺り、ドライブもやや飽きてきた頃、眼下に美しいケアナエ半島の姿が見えてきます。ハレアカラから海へと流れ出た溶岩で出来たケアナエ半島には、タロ畑と小さな集落があり、ハイウエイから眺めていると、桃源郷という言葉が浮かんできます。でも森林公園があるのは、ハイウエイの山側。深いカーブ沿いの、注意していないと通り過ぎてしまうような場所に、トレイルの入り口があります。

 ケアナエ森林公園のトレイルも、起伏がなく、舗装されている場所も多いので、歩きやすい道です。トレイルに沿って様々な植物が植えられており、多くは名前を書いた標識も付いています。ハワイの植物というより、熱帯植物全般を植えているようで、ソーセージの木のような珍しい植物もありました。表皮がカラフルなユーカリの林もあります。小川に沿ったトレイルを20分ほど進むと、道の両脇にティーが並ぶ場所に出ます。ティーはハワイでは魔よけに使う植物で、家や畑の周辺に植えられている様子をよく見かけます。このトレイルでも、ティーの林の向こうに、終点のタロ畑が広がっていました。


ワイアナパナパ州立公園

ワイアナパナパ州立公園の黒砂海岸
ワイアナパナパ州立公園の黒砂海岸
ワイアナパナパ洞窟を見下ろす。エビはいないかな
ワイアナパナパ洞窟を見下ろす。エビはいないかな

 ワイアナパナパ州立公園まで来れば、ハナへの長い長いドライブももうほとんど終わりです。州立公園はハイウエイを外れて、少し海側に行った所にあります。ハイウエイに州立公園を示す標識があるので、曲がり角を見逃さないようにしましょう。ワイアナパナパは、州立公園内の淡水の池がある洞窟の名前で、ハワイ語で「きらきら光る水」という意味です。この洞窟には、嫉妬深い王から逃れた王妃が洞窟内に隠れていたという、伝説があります。王は王妃をなかなか見つけることができなかったのですが、王妃がカヒリ(鳥の羽で作った飾り)で扇いでいる様子が水面に反射しているのを見つけ、王妃をこの場で殺してしまったそうです。洞窟には王妃の血で染まったような赤いエビがいるそうですが、私は小魚しか見つけられませんでした。

 さて、ワイアナパナパ州立公園は、トイレやピクニックエリアなどの施設もあり、一休みするにはぴったりの場所です。20〜30分ほど散策すれば、長いドライブで固まった身体もほぐれてすっきりします。公園内のビーチは波が高く、遊泳には向きませんが、黒砂と青い海とのコントラストが美しく、眺めているだけで疲れがとれるようです。海沿いに残るトレイルは、500年も前に作られたものの一部だそう。ワイアナパナパ洞窟とともに、古代ハワイを感じることのできる場所です。

 今回ご紹介した以外にも、ハナ・ハイウエイ沿いには寄り道するポイントがたくさんあります。でも、あまり寄り道していると、ハナに着く前に日が沈んでしまうので気をつけて下さいね。




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