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ハナレイの町

ミノリ・K・エバンズ

「ミックス・プレイト」のアウトサイド・テーブルの壁にかかれた愉快な壁画
 前号でお届けしたサーフ・ボードの「スワップ・ミート」が行われるハナレイの町は、カウアイ島の北海岸にある小さな町。 広大な敷地を誇るプリンスヴィルの一大リゾート地を抜けて、車でさらに10分ほど、北に向かったところにある。 サーファーたちと観光客でいつも適度に賑わっているものの、どことなくゆったりとした雰囲気に包まれていて、静かに明るく陽気で、私はこのハナレイの町が好きだ。


ミックスプレートからハイウエイを戻る形でいろいろなお店が道沿いに並ぶ
 ハイウエイをはさんで、両側にレストランやサーフショップなどが軒を連ねる形で並んでいる。町の中心になるのは「Ching Young Village」というショッピング・センター。 と言ってもオープンスペースのモールで、サーフ・ショップやウクレレ・ショップ、ナチュラルフード・ストア、ピザ屋さんが軒を並べている。 ハナレイ・ビーチの行き帰りにランチを食べに寄る、というのがパターンだけれど、私のお気に入りは「Ching Young Village」の入り口、ハイウエイ沿いにある「ミックス・プレート」というお店。 その名の通り、ミックス・プレート(ひとつのお皿の上に、自分が選んだ料理と、ごはんが盛られている)を中心にフレンチ・フライ(ポテト・フライ)や数種のハンバーガーなどが揃っている。 ミックス・プレート用の料理はつねに6種類が用意されてあって、そのうちの4種類はレギュラー・メニュー。2種類が日替わりメニューになっている。 オーダーの際に、「One Choice」「Two Choice」「Three Choice」など料理の数を選び、「これとこれをお願い」と注文する。 おかずを選んでお盆にのせていく、日本でいうとおかず屋さん食堂というところ。これに2スクープ(アイスクリームをすくう器具で2つ)のライスがつく。ライスはブラウン(玄米)と白米から選ぶ。 量がすごいので私とWarren(ダンナさん)はいつも「Two Choice」プレートを注文して、玄米好きのWarrenと白米好きの私で、それぞれ1スクープずつ盛ってもらう。そして「カルーア・ピッグ&キャベツ」と野菜のソテー。 これがお決まりのオーダー。かなりお腹が減っている時はこれにフレンチ・フライをプラス。ここのワッフル型のフレンチ・フライはホクホクでとても美味しいのだ。 (マスタードとケチャップをからめて食べるのがまた美味しい!)店の外に並ぶ木の テーブルでゆるりと風に吹かれながらいただく。

ハイウエイを挟む形でもうひとつのショッピングセンター「Hanalei Center」がある
 ランチのあとはふらりと辺りを散歩がてら、軒を連ねるお店をのぞいて歩くのも楽しい。 とくに「Ching Young Village」の看板(ゲート)を入った奥にある「Hanalei Surf, Back Door」と、道を挟んで反対側にある「Hanalei Center」にある1号店は、サーフ・ブランドものを欲しいな〜と思っている人にはオススメのお店だ。


「Hanalei Center」は芝生の敷き詰められた、こちらもまたゆったりとした雰囲気
 ところでハナレイの素晴らしさはやはりその風景にある。プリンスヴィルからクヒオ・ハイウエイを北へ向かう途中の展望台から見えるのはタロ芋の水田風景。眼下に広がる一面のタロ芋水田、その背後にハナレイの山並みが連なり、水田を分かつ道の両側は「ハナレイ・ワールド・リフュージ」といって、タロ芋水田を中心にした保護区になっている。東海岸からハイウエイを北上して、プリンスヴィルを過ぎるとすぐ左手に展望台がある。ここからはタロ芋水田とその背後に連なる山並みなどハナレイの絶景が眼下に一望できる。ハイウエイ沿いにあることもあって展望台に駐車するに はちょっと注意が必要なので、できれば復路に立ち寄ると、駐車がしやすくていい。展望台からさらにハエナの町へ向かうと、カーブが連続する下り坂になる、坂を下りきったところに一車線のブリッジがかかっている。この一帯の風景がまた素晴らしい。タロの水田が左手に広がり、右手には川が流れている。遠くに山並みが連なり、日によっては山肌を落ちる、白糸のような滝が数本も見えることがある。日本人にはどこか懐かしい風景とも言えるんじゃないだろうか(といっても年代によりますね、すみません)。

 狭い島ながら、北・南・東・西海岸でほんとうにガラリと違う表情が楽しめる。そんな中でも、カウアイに来たらぜひハナレイへのドライブを楽しんでみてほしい。私はカウアイに出会った時から、ハナレイが大好きなのだ。
 

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