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お引っ越し

ミノリ・K・エバンズ

   みなさん、明けましてあめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

ラナイに飾った「ALOHA」サイン

 さて、例年通り、情緒も何もないハワイでのお正月を、日常と変わらなく過ごして新年が明けた。でも、昨年のお正月とは違うところがひとつ。我が家は年末に「お引っ越し」をして、新しい家に入居した。そう、だから、お家が違うのだ。思えば、この「カウアイ日記」を書き始めた頃は、「家を自分たちで建てているところです」なんてことを書いたように思う。記念すべき第1号が「新居」の話で、記念すべき101号もまた「新居」の話。おめでたい(!?)偶然である。前の家は、周囲をカウアイの山々に囲まれて、ご近所にも恵まれて、それからもちろん自分たちの手で建てた家だし、愛着もたっぷりあった。ただ、クアモオロードというわりと交通量のある(といっても、カウアイの話ですが)道のそばに建っていたので、もう少し静かで、緑の多い場所に行きたいなぁと、いつも心のどこかで思っていた。

この日の夕焼けはやけに黄色みを帯びていた

 そんなわけで、良さそうな物件があると、チラホラと物件をチェックしにも出かけていた私たち。ある日、いつものように物件を見に行った帰り(そこは条件が合わなくて、NG)、一緒に行ってくれた私たちの担当不動産屋のC.J.(ニックネーム)が「良かったら、家に寄ってビールでも飲んで行く?」と誘ってくれた。ちなみにC.J.は、昔、我が家の隣に引っ越して来て知り合い(その後、家を建てて引っ越した)、いまではウォーレン(ダンナさんです)のサーフィン仲間。休みの日には一緒に早朝から波乗りに出かける友人である。そんなよしみで自然に、私たちの担当不動産屋さんにもなっているのだ。で、彼の家に寄ってみたのだけれど、ちょうど夕焼けがきれいな時間で、広いラナイから見えるその風景がとっても気に入ってしまった私。「いいなぁ、ここに住みたい」とつぶやいてみたら、「え、ここ買う? 今日、売りに出したんだけど」とC.J.。それからは、あっと言う間の出来事で、翌日にはC.J.が我が家にやってきて「For SALE」のサインを突き刺し、いろんな人が次々と見学に来た。(新しい家を買うには、住んでいた家をまず売る必要があったのです)。それが9月のことだったろうか。迷惑を被ったのは、ちょうど10月頭から3ヶ月で我が家に滞在しに来た、フミちゃんである。到着した日に、「for SALE」のサインを見て、「あれ、ここ売りに出しているの?」とつぶやいていた。「そうなの〜、だから、一緒に引っ越すことになるかもね〜」と冗談で言ってた私に、「そうなったら、なんだか楽しいね〜」とほがらかに答えていたフミちゃんなのであった。この時点での私は、引っ越しなんてまだまだ人ごと。カウアイの不動産マーケットも落ち着いて、家を売るのに半年以上かかるのが普通...だったから。

ラナイからの夕焼け

 C.J.の家は、売りに出した日からけっこう人気があって、たくさんの人が見に来て、「買いたい」という人も出始めていたようである。だけれど、私たちが買うなら、キミたちに売りたいなと、こちらの家が売れるのを可能な限り待つということに決めたらしい。事情があって、彼は家を手放すことに決めたものの、自分で設計して、彼のお父さん(大工さんです)が建ててくれた、これまた彼にとっても愛着のある家。建ててからちょうど2年ほどである。どうせ売るなら、よく知っている友人の私たちに売って、いつか私たちがここを手放そうと思う日が来たら、彼が買い戻したいという意向らしい。

同じように見えて、毎日まったく違う夕焼けを見るのが新しい日課

 ともかく、振り返ってみれば、我が家もあっと言う間に売れ、新しい家を買う手続きもスムーズに済み、我が家を買ってくれた人たちの「クリスマスを新しい家で過ごしたい」という希望に応えるため、私たちも、C.J.も、大急ぎで引っ越しをした。私は11月末に、どうしても日本に行く必要があったので、12月3日の引っ越し期限まで、引っ越し作業にあてられた日数は、1週間弱。ほんとうに、友人知人の協力なしではなし得なかった、早業引っ越しであった。なんとか、荷物をガガっと動かしたあとは、「ふえ〜」と大きなため息が出た、2ヶ月ほどの引っ越し騒動でった。

 そんなわけで、新年を新しい家で迎えた私たち。先述のフミちゃんと、それから突如ホームステイにやってきた神戸からの2 BOYS(また、この話は改めてお伝えする予定)、そしてウォーレンと私とパコ(犬です)。5人と1匹で迎えた2007年の幕開けであった。引っ越してから気づいたのだけれど(というか、引っ越し行程で、かな)、新しい家もまた、前の家と同様に「ノウノウ山(スリーピングジャイアント)」へのトレッキングトレイルの入り口にある。愛犬パコの散歩コースはまたもや、ノウノウ山へのトレイル。ご縁のある話である。ともかく、静かで緑が多くて、気持ちがいい。3ヶ月いたフミちゃんと、神戸から来た2 BOYSはカウアイを去って、明日からは北海道からのホームステイ君が数日やってくる。2007年も、昨年にも増して忙しく、賑やかな1年になりそうな気配である。いま一歩、カウアイの自然に近づいたこの場所を拠点に、楽しいこといっぱいの、笑ってばかしの1年を送りたいなぁと思っています。


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