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第50回「久しぶりのマカプウ灯台・トレイル」

アン
マカプウ灯台

 皆様、アローハ & メレ・カリキマカ!

 今年ももうクリスマスがすぐそこです。今年1年を振り返り、2007年はどんな年でしたか? キルターの方々は何作品を完成されましたか? ハワイアンキルトとは本当に不思議なもので、中毒症状を起こしてくるキルターが多いようです。1つの作品を完成させる前には、達成感と同時に、寂しくも感じるものなんです。作品を作り終えてしまうと、次に作るものがない! という寂しさからです。ですから、ほとんどのキルターは多くの作りかけ作品を手元に置き、心を豊かにしています。小さい幸せですが、この心がキルターの真意とも言えると思います。今年完成した作品に感謝して、また来年もたくさんの作品を増やしましょう!

 ハワイアンキルトもいいですが、せっかくハワイにいらした時には、ハワイの大自然も堪能してはいかがでしょうか? 今日は誰でも簡単にハイキングできる、マカプウ灯台・トレイルをご紹介しましょう!

ハワイの冬である12月から4月頃まではザトウクジラがここから鑑賞できる

 マカプウ灯台はワイキキから東にハワイカイ方向へ行き、ハナウマ湾を越え、サンディビーチを越え、ハワイカイ・ゴルフコースを越えた左に見えてくる小さい山にあります。昔は駐車場もなく、路上駐車をしていましたが、近年小さいですが、駐車場もでき、とても便利になりました。片道が約1.4マイル(約2.24km)で灯台付近に着きます。道は舗装されているので、とても歩きやすくなっています。マカプウ岬のルックアウトは標高約540フィート(約165m)の丘を少し高くしたような比較的楽なトレッキングコースになっています。ビーチサンダルでも歩いている観光客もいらっしゃいますが、やはりスニーカーか何か履いた方が、安心です。そのくらい気楽に行けるトレイルなのです。ルックアウトに行く途中ではザトウクジラの看板があり、毎年12月から4月頃まで、日によってはクジラを鑑賞することができるのです。オアフ島ではここからのクジラ鑑賞が一番いいかもしれませんね。

月下美人が群生している様子。後ろの海の青さに感激です

  クジラの看板を過ぎると、少し急なこう配になり、ちょっときつくなりますが、それもつかの間です。そしてルックアウトのある頂上に着きます。道の右や左にはサボテンが多く生育しています。やはりハワイの東側は比較的乾燥している地域ですね。そして月下美人の群生もあります。9月には一斉に花を咲かせる月下美人は圧巻です。アロエも多く生育し、可愛いオレンジの花を咲かせています。時期によってはオアフ島の花であるイリマも見る事ができます。私が行った時には朝顔のような薄紫のベンガルヤハズカズラが咲いていました。ハワイは常夏の島ですが、季節により、見られる花が違うのです。ですから一度行かれても、また季節が違えば、またトレッキングしてみるのもいいですね。

マカプウのルックアウト、頂上から眺める島の東側の景色

 結構楽そうに見えるコースですが、頂上のルックアウトに到着する時は、汗びっしょりです。ですから、タオルとお水は必需品となります。また望遠鏡を持っていたら、遠くの景色がもっと楽しめると思います。肉眼でもおとなりのモロカイ島も見え、お天気の良い時はマウイ島のハレアカラも良く見えます。頂上付近は冷たい風が吹き、体にとても心地よいです。眺める景色は島の東側の島々が見え、気持ちのよい風景です。遠くにはカイルア・ビーチもカネオヘも見えます。頂上まではゆっくり歩いて約30分から40分の楽なコースですが、海の青さが実感できる、素敵なコースです。時間のある方は是非一度登ってみてはいかがでしょうか? 以前ここに登った時に、クジラの親子を見る事ができ、クジラのパターンを描いてみようと思ったほどです。

下りは植物観賞を楽しみましょう。薄紫のベンガルヤハズカズラ

 帰りは下り坂なので、とても楽にまわりの景色をもっと楽しみながらハイキングを楽しめます。上りでは気づかなかった植物などを見ながら下ってみましょう。足下がとても安定しているので、小さなお子さんでも楽しめると思います。

 今年も1年ありがとうございました。2008年も楽しいキルトやハワイに関するお話をしていきたいと思います。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

By アン

アンのクリスマスタペストリー

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-> 「のんびり、チクチク ハワイアンキルト Anne's Hawaiian Quilt」

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