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第91回「ココクレーター・ボタニカル・ガーデン」

アン
 皆様アローハ!

 もう今年も6月になってしまいました。アメリカは5月末のメモリアルディーが終わると、本格的な夏に突入となります。お店にはバーベキュー用品やアウトドア用品がたくさん並びますが、ハワイに住んでいますと、あまり「夏が来た!」感がありません。ただ、街の花を見ていると、シャワーツリーやプルメリアの花が咲き始めますので、本格的に夏が始まった事を痛感します。今日は本格的に咲き出したプルメリアをご紹介しましょう。

ファットクォーターのルールが書かれている看板
ココクレーター・ボタニカル・ガーデンのプルメリア

  以前にもキルトパラダイス(第45回:ホノルルの代表的な植物園)でご紹介しました、ホノルルの植物園の一つですが、毎年5月頃から9月頃がプルメリアの見頃です。プルメリアという植物はもともとハワイにあった固有種の植物ではないのですが、ハワイの代表的な花と言えばプルメリアになりますよね。ちなみにハワイ語では「Pua Melia」と言われています。ワイキキやホノルルの至所でも見る事ができますが、ココクレーター植物園のプルメリアの数は、圧倒されるほどです。花を付けている木も大きく、香りは植物園全体と言っていいほど、香っています。植物園でいろいろな植物を見るのも勉強の一つですが、これだけプルメリアを楽しめる場所は、ハワイの中でもここの植物園しかないですね。プルメリア大好きな人には本当に天国のような場所なのです。

キルト展の展示会場
キルト展の展示会場
プルメリアの種類はかなり多彩で香りもそれぞれ違う

 写真でもおわかりいただけるように、プルメリアと一口に言っても、色や形、花びらの厚さなど様々です。香りが良い事より、レイにもよく使われる花です。5月1日のメイディーはハワイでは「レイディー」と言われるようにまさしく「レイ」の日になります。この日の為や、6月の卒業式のシーズンは、プルメリアのレイがよく作られます。この時期プルメリアの花をレイの為に、たくさん収集するらしく、植物園のプルメリアは一時的に少なくなってしまいますが、またすぐに花を付けるので、見事な花を数ヶ月楽しめるといものです。プルメリアの花がたくさん、木の下に落ちているのですが、これは見るだけにして、持ち帰る事は控えましょう。また花の切り口にからは白い液が出ています。これを触ったりすると、皮膚がただれたりしますので、 やたら触ったりするのはやめた方がいいですね。奇麗な花には刺があったりと、花も採られないように必死なのですね。

ホヌのミシンキルト
キルト展の展示会場
プルメリアの花を見ていると幸せになれるような気がします

  落ちている花の裏側をよく見ると、ピンクや黄色の奇麗な線が描かれていて、とても神秘的です。細いピンクの線は計られたようにまっすぐと描かれているようです。黄色とピンクの組み合わせのプルメリアは絵のようです。作り物の花ではなく、自然が造っている花にしては、本当に素晴らしいコンビネーションですね。つぼみの状態のプルメリアも味があり、ハワイアンキルトの素材としては花、つぼみ、葉がポイントになります。また、花は一輪づつ咲くわけでなく、一塊になって花が付くので、見事さを増します。私の一番好きなプルメリアは、このピンクと黄色の色で、花びらがそこそこ厚さのある花ですね。この色を見つけると、写真をたくさん撮ってしまいます。

ファットクォーターのルールが書かれている看板
花びらの周りが奇麗なピンクで、花の中心は黄色の可愛らしい印象を受けるプルメリア

 ほぼ全体の色が白、クリーム色、そして薄い黄色のプルメリアは、比較的ものすごく香るのが特徴です。赤やピンクのプルメリアはほのかにしか香りませんが、この白、クリーム系のプルメリアは深く香ります。ハワイアンキルトでは香りまで伝えられないのが、とても残念です。また、プルメリアの木に葉が1年中付いているのもあれば、サクラの木のように、花が咲いてから、葉が付くものもあります。花を楽しむ為には5月から9月くらいに、この植物園を訪れるのが一番ですが、その他の季節も葉を楽しんだり、木を楽しんだり、いろいろな楽しみ方があります。ココクレーター植物園はプルメリアが代表的ですが、ブーゲンビリアの群生が見れたり、乾燥気候で見る事のできるサボテンなどもあります。約1時間半のハイキングコースになっていますので、スニーカーを履き、水やタオル、帽子などを持って、一度は行って見て下さいね。カメラも虫除けも忘れずに。

キルト展の展示会場
キルト展の展示会場
ホヌのミシンキルト
白やクリーム系、薄い黄色は香りが高いです

アン

Koko Crater Botanical Garden
場所:サンディビーチの近く。Kokonani St. のつきあたり
時間:日の出から日没まで
休み:クリスマス、元旦
入場料:無料
入り口に郵便受けがありますので、そちらを開けて、地図をもらい、それに沿ってハイキングします。
サイト:http://www1.honolulu.gov/parks/hbg/kcbg.htm(英語のみ)

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アンさんのハワイアンキルトの本をご紹介しています。
-> 「ハワイ、花とキルトの散歩道」2008年9月12日発行
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