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ハワイ島日和

溶岩大地をトレッキングしよう!

NOPU
溶岩の上をトレッキング
トレイルから見たマウナ・ロア

 ハワイ島というと、やはり火山をイメージする方が多いのではないでしょうか。世界遺産にもなっている、ボルケーノ国立公園では、巨大なハレマウマウ・クレーターを見ることができます。また、ハワイ島を訪れたなら、流れる溶岩を見たい、と思う人も多いようです。カラパナに設けられた展望台には、海に落ちる溶岩を見るために、人々が集まっています。昨年から噴煙をあげているハレマウマウ・クレーターを見ていると、火山活動を身近に感じられて、ドキドキします。カラパナで見る、溶岩で赤く染まった水蒸気の大きな雲は、ため息がでるほどきれいです。でも、ハワイ島で最も活発に活動しているプウ・オオを、見に行く人は、あまりいないようです。

 それというのも、このプウ・オオは、ボルケーノ国立公園でも東に外れた場所、チェーン・オブ・クレーターズと言われる火口が連なる溶岩台地の中にあるからです。さすがに、プウ・オオのすぐ近くには、行くことはできませんが、その姿を見ることができる、ナパウ・トレイルを歩くことはできます。私も何度かこのトレイルを歩いたことがありますが、ハワイ島の特色が、とてもよく現れているトレイルではないかと思っています。

 さて、ナパウ・トレイルには、入山許可証が必要な区域と、必要でない区域がありますが、今回は割合気軽に歩くことのできる、入山許可証が要らない、プウ・フルフルまでのトレッキングについてご紹介します。トレイルの始点は、ボルケーノ国立公園からチェーン・オブ・クレーターズ・ロードを少し下った場所です。このナパウ・トレイルの入口になっている場所は、その昔はカラパナへと続いていた道路でした。しかし、流れ出た溶岩によって、この道は寸断されています。道路の先は真っ黒な溶岩の海。その溶岩の大地へと踏み出すように、トレッキングを始めます。この辺りは、滑らかなパホエホエ溶岩が続いています。地面に付けられた黄色い反射板が、トレッキングの目印です。

溶岩の上に芽吹いたオヒア・レフア
面白い形の溶岩樹

 溶岩の上を歩く、と言っても、プウ・フルフルまでは、勾配もあまりない、歩きやすい道です。ところどころ溶岩から燃え残った、「キプカ」と呼ばれる林もあり、トレイルのアクセントにもなっています。「キプカ」には、新しい生命という意味も含まれるそうですが、燃えつくされた黒い溶岩の大地からも、様々な植物が育っています。羊歯類や赤い花を咲かせるオヒア・レフアは、溶岩から初めに芽吹く植物。オヒア・レフアは、既に人の背丈よりも高くなっています。ハワイにはオヒア・レフアの伝説が数多くあり、その多くが火山や火山に住むという火の女神ペレと結びついています。実際に、溶岩の上を歩いてオヒア・レフアを見ると、伝説がより身近に感じられます。

  このトレイルの見所の一つは、たくさんの溶岩樹。溶岩が流れる時、人や動物は逃げることができても、植物は逃げることができません。周囲を溶岩で囲まれた木は、燃えてしまいますが、取り囲んだ溶岩は木の形に残っています、これが溶岩樹です。トレイルの周囲の溶岩樹は、大きな岩がごろごろしているようにも見えます。その独特な形は、ネコのように見えたり、小人のように見えたりと、不思議な光景です。溶岩樹を眺めながら歩いていくと、いつの間にか、プウ・フルフルの麓に来ていました。

 プウ・フルフルの「プウ」とは、ハワイ語で丘の意味です。噴石丘の一つであるプウ・フルフルは、高さが50mほどの小山で、登るのもそれほど大変ではありません。その上、頂上からは周囲をぐるりと見渡せる、なかなかいい展望台にもなっています。すぐとなりに見える山は、マウナ・ウルです。今まで歩いてきた溶岩の大地も、プウ・フルフルから見渡す真っ黒な溶岩の海も、このマウナ・ウルの噴火によってできたものだそう。今は、沈静化していますが、つい30年ほど前までは、一番活発に活動している火口は、このマウナ・ウルでした。マウナ・ウルから左の方を見ると、遠くにプウ・オオの姿を見ることができます。海に向かって噴煙をあげる様子は、ファンタジー映画の一場面のようです。

 プウ・フルフルの山頂からは、天気が良ければ、マウナ・ロア、マウナ・ケアの姿も見ることができます。周囲の森では、アパパネなどのミツスイが飛び回っている姿も確認できました。片道1マイル(1.6キロほど)の比較的容易なトレッキングですが、やはりお天気がいい日に行く方がいいと思います。小雨の降る日に行った時は、山頂から見る景色はどんよりした空だけで、プウ・オオの姿も見えませんでした。ボルケーノ周辺は、午後に天気がくずれることが多いようなので、午前中のトレッキングがお薦めです。

プウ・フルフルから見たマウナ・ウル
プウ・フルフルの頂上の景色。遠くにプウ・オオが見える

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