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ハワイ島日和

デバステーション・トレイルを歩こう!

NOPU

プウ・プアイ展望台から見る、キラウエア・イキ
プウ・プアイ展望台から見る、キラウエア・イキ
 ハワイ島でハイキングを楽しもう、と思ったら、ボルケーノに行くのが一番です。上級者向けのハードなコースから、お散歩気分で歩けるコースまで、様々なトレイルがたくさんあるからです。ハワイ島日和でも、ボルケーノにあるトレイルをいくつか紹介させて頂きましたが、今回は最も気軽に歩くことができるトレイルの一つ、デバステーション・トレイルをご紹介します。デバステーション・トレイルは、アスファルトで道が整備されているので、小さなお子さんをバギーに乗せて、いっしょに歩くことができるほど。そんな公園のお散歩レベルのハイキングですが、火山が作り出した不思議な風景と、ハワイ独特の森を楽しむことができます。

キラウエア・イキのカルデラから見る、プウ・プアイ
キラウエア・イキのカルデラから見る、プウ・プアイ
 デバステーション・トレイルは、ボルケーノ国立公園内のキラウエア・イキのとなりにあります。トレイルの両端に駐車場があり、どちらからでも歩き始めることができるのですが、今回はキラウエア・イキを臨むプウ・プアイ展望台からハイキングを始めます。ハワイ語で「噴き出た丘」という意味を持つ、プウ・プアイは、1959年にキラウエア・イキが噴火した際に出来た噴石丘です。キラウエア・イキから溶岩が空高く噴き出ている、当時の写真や映像が残っていますが、これらを見るたびに「もし、今このような噴火があったら」と、怖いようなワクワクするような気持ちになります。現在のプウ・プアイ周辺は、噴火の気配などない、静かな場所です。駐車場からすぐの展望台からキラウエア・イキを覗き込むと、カルデラの底を歩く人が小さく見えます。カルデラを真っ直ぐに横切るトレイルで、人々はすれ違うハイカーと、挨拶をしたり来た道の情報交換をしているようです。キラウエア・イキ・トレイルは、歩いてみるとちょっと大変なトレイルなのですが、これから歩くデバステーション・トレイルは、散歩気分でも大丈夫、のんびり歩き出しましょう。

デバステーション・トレイルでみつけた『ペレの涙』
デバステーション・トレイルでみつけた『ペレの涙』
 展望台の脇から、トレイルはスタートします。歩き出すとすぐに視界が開け、巨大な砂山のように見えるプウ・プアイが、その全景を表します。キラウエア・イキのカルデラから見上げると、所々にゴツゴツした山肌を見せるプウ・プアイは、どちらかというと男性的で力強い印象を受けるのですが、デバステーション・トレイルから見るプウ・プアイはなだらかで女性的な雰囲気です。プウ・プアイとその周辺は、茶色がかった灰色の小石で覆われて、トレイルの名前通り、荒涼とした風景が広がっています。この辺りの小石をよく見ると、「ペレの涙」と呼ばれる、つやつやした丸い石をすぐに見つけることができます。もしペレの涙をみつけても、ボルケーノから溶岩を持って帰ると、ボルケーノに住む女神、ペレの怒りに触れ、不幸が訪れる、という話もあるので、持ち帰らずに元にもどしておいたほうがいいかもしれませんよ。

トレイル沿いに実る、オヘロ・ベリー
トレイル沿いに実る、オヘロ・ベリー
 噴火によって焼き尽くされたプウ・プアイ周辺の森は、既に復活しはじめています。プウ・プアイ周辺にあったオヒアの木々は、トレイルを歩き進むうちに林となり森となってきました。オヒアは成長すると、30m以上もの巨木になるのですが、この辺りのオヒアはまだそれほど大きくなく、人間の目の高さに花をつけているので、可憐なオヒアの花、レフアをよく見ることができます。オヘロも多く、シダの茂みの隣で、赤い小さな実がたわわに生っています。「ネネのために植物の実をつまないでね」という看板が立っているので、この辺りにネネがやってくることもあるのでしょう。

ミヤマハッカンのつがい。手前のグレーが雌、奥の黒が雄です
ミヤマハッカンのつがい。手前のグレーが雌、奥の黒が雄です
 残念ながら、デバステーション・トレイルでネネを見かけたことはまだないのですが、代わりに毎回ミヤマハッカンを見かけます。ミヤマハッカンは、アジアから狩猟用に持ち込まれたキジの一種ですが、特にボルケーノ周辺で見かけることが多い鳥です。目の辺りが赤く目立つ上、この辺りにいるミヤマハッカンは、人間に会ってもすぐには逃げないようです。足元のミヤマハッカンに気を取られていると、すぐ頭上にハワイ固有種のミツスイ、アパパネがいることもあります。アパパネたちは、せわしく鳴きながらオヒアの木々の間を飛び交っているので、ちょっと上を見上げているだけで、赤いアパパネの姿を見ることができます。

プウ・プアイの近くに、一本だけ残った、立ち枯れのオヒア
プウ・プアイの近くに、一本だけ残った、立ち枯れのオヒア
 植物や鳥を見ながら歩いていると、もうトレイルは終わり、片側の駐車場に着きました。のんびり歩いても、往復で30分ほどの道程です。私がこのトレイルを歩くときは、なぜかいつ行っても、寂しいくらいに人が少ないのですが、静かなこのトレイルは、落ち着いた穏やかな気持ちになれる場所です。プウ・プアイの周りには、噴火時に立ち枯れて白くなったオヒアの木が、倒木となって横たわっています。白くなったまま立っているオヒアの木は、今ではたった一本になってしまいました。この木が倒れる前に、ぜひデバステーション・トレイルを歩いてみてはいかがでしょう。


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