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クリスマス In ハワイ

ミノリ・K・エバンズ

たくさんの親子連れが見学に来るご近所の電飾

 カウアイは雨続き。ハワイで雨といえば、ざーっと降って、さーっと晴れるというようなパッシング・シャワー(スコール)的な雨を想像する方も多いだろうと思う。しかし、ここ数日、我が家のあるワイルア地区に降る雨は、日本の梅雨のそれと同じようなもの。降りやむ気配も見せずに、ざーざーと大量の雨が降っている。そしてこんな雨は冬のカウアイ・ワイルア地区では珍しいことではない。もちろん、島のどこもかしこもが雨というわけではない。我が家では周囲を東西南北の山々に囲まれているので、それぞれの方角の山並みの上に広がる空の様子を見て、今日は島中が雨だなぁ〜とか、アナホラ方面は晴れているな〜とかおおよその見当がつく。連日の雨が長く続くとさすがにうんざりしてしまうのだけれど、この雨がカウアイの緑を美しくしてくれているわけだから、恵みの雨でもある。夏と違って、庭の水やりも手間が省け、私にも恵みの雨である。ちなみに日本の梅雨のような不快感はない。梅雨の時期の日本と比べれば湿度が低いということもあるだろうし、自然が多いので降る雨をどんどんと山や木々が吸収していくということもあるのかと思う。日本の梅雨の感覚は少しずつ私の中で薄らいでいってはいるものの、思い出すと「あれはうんざりものだったな〜」と思う。大量の雨と高い湿度に加えて、会社の通勤に利用していた満員電車やコンクリートで舗装された道路を傘をさして足元を濡らしつつ歩く不快感…日本の都会で働いている人には辛い時期である。


遊園地さながらのドリーム・ワールドが毎晩闇夜に浮かび上がる

 そんな日本はいま、街全体がクリスマス・ムードでいっぱいという季節なのだと思う。カウアイも、ホリデー・シーズンに本格的に突入して、クリスマスの飾りつけをあらゆるところで見かける時期である。今週(12/6)に入ってからは、スーパーや銀行などに行くと「Happy Holiday!」とか「Have a nice holiday!」「Season greetings!」などという言葉がにわかに飛び交うようになって、公共のビルやショッピングセンター、または個人宅のホリデー・シーズンを祝う電飾がいっせいにつき始めた。12月24日のクリスマス・イブ、25日のクリスマスを境にした前後2〜3週間ほどが冬のホリデー・シーズンをお祝いする期間になる。といっても、青い空の下、波の音も聞こえたりする中でのクリスマスである。日本のクリスマスの感覚がまだ身体に染みついている私にとっては、街中にシャンシャンと鈴の音やクリスマスソングが鳴り響いて、テレビからは「きっとキミはこない〜♪」なんてお決まりの唄が流れて、「ああ、今年も暮れていくな〜」と少し切ない気持ちになる年の瀬。寒さに身を凍らせる中で、コートやマフラーとともにあるイベントがクリスマスである。寒くなってきたとはいえ、昼間はタンクトップやTシャツを着ているわけだし、クリスマスだと言われても何となくピンと来ないのが実感なのである。


どうやらご自慢のアンティーク人形コレクションはこの時期限定のご開帳

 とはいえ、クリスマスはサンクス・ギビングに次いで大きなイベントである。友人知人へのクリスマス・カード、そして主人の親戚筋へのクリスマス・プレゼントと、12月前半はかなりそんな作業に費やす時間が多くなる。私もここ数日はそんなことに奔走していたりする。そんな中でWal MartやK-Martなどの大型スーパーへ足を運ぶ機会が増えているのだが、クリスマス用の品物を見てまわるのはこれがけっこう楽しい。とくに子供用のオモチャや絵本の類は、「はぁ〜、よくできているな」「う〜ん、これは楽しい」と思えるものが売場に満載で、ついつい自分用に買ってしまいたくなったりもする。でも、昨年そんな衝動に駆られて購入したパズルは半分が完成した時点で埃を被っているのを思い出して、「いかんいかん」と自分を戒めながら、姪っ子甥っ子へのギフトを探してまわるのである。


ほかにも聖書の物語を庭先に再現している家もある

 クリスマス・ツリーのオーナメント(飾り)コーナーにいくと、ハワイらしいものがたくさん並んでいる。もちろん、サンタも厚いコートは脱ぎ捨てて、赤い短パンでサーフィンしていたり、ウクレレを弾いていたり、ビーチ・チェアに寝ころんでいたりと、明らかにゆったりまったりとしている。そこには「さぁ、トナカイくん。世界中の子供たちに楽しいプレゼントを届けるぞ〜!」なんていう感じはなくて、「まあまあ焦らんと、のんびりいきましょか」的な、やはりハワイアン・スタイルな姿勢が感じられるのがおもしろい。そういえば、移住する前にクリスマス時期にカウアイへ来た時は、こういったオーナメントなどを友人へのお土産に買っていた。サーフィン・サンタやウクレレ・サンタ、ビーサンに短パンのサンタは置物にしても、とても可愛らしいのだ。


クリスマスに椰子の木の電飾。ハワイっていう感じです

 さて、我が家のネイバー・フッド(ご近所)でもクリスマス・ムードが急激に高まりつつある。各家ともそれぞれ嗜好を凝らした飾りつけで、来るホリデー・シーズンを迎えようというワクワクした感じが伝わってくる。中でもクリスマスの電飾で有名な二軒となりの家では、今週に入ってからは毎夜毎夜、遊園地のごとくになった庭が闇夜に浮かび上がって、音楽は鳴るわ、シャボン玉は飛びまくるわで大変なことになっている。それを目当てにたくさんの親子が見学に来て、たいそうな賑わいである。そして高まっていくホリデー・シーズン・ムードの中、近所中でたった一軒何の飾りつけもない家、それが我が家である。

 ちなみに私は、季節の行事を楽しむことが大好きである。ただ、新米ロコな私はクリスマス・ギフトの発送で完全に息切れ状態という情けないありさまである。来年のホリデー・シーズンにはぜひ、シンプルに静かな飾りつけをして、つかの間の冬をお祝いしてみたいと思っている。


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