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ヘナ・タトゥー

ミノリ・K・エバンズ
ヘナ・ペーストが入ったチューブで柄を描いていく

 前回ご紹介した「パパイヤズ」で購入してから、最近、私のお気に入りとなっているのが、「Henna Tatoo(ヘナ・タトゥー)」。ヘナというのは、インドや中近東を中心に古くから、美容&医療の分野で活用されてきたハーブ。これを使って、ボディ・ペインティングを入れるのが、ヘナ・タトゥー。1〜2週間で消えるタトゥーである。私のフラシスでもあり、お友達、加えて、我が家を留守にしてどこかに旅行に出かけてしまう時に、家と愛犬パコの面倒を泊まり込みで見てくれるリズが、手の甲に施した「Henna Tatoo(ヘナ・タトゥー)」を見せてくれたのが始まり(彼女の顔写真が前回のレポートに載っています)。髪の毛を染める染料として、日本でも多くの人が使っているので、試したことはなくても、見聞きしている方は多いことだろうと思う。ヒッピーも多いカウアイでは、超お馴染みの天然ハーブでもある。

腕に入れた、インディア・ハート

 ある日、なんだか賑やかになったリズの手の甲を見て、「何それ?」と私。「あ、これヘナ・タトゥー」とリズ。手首から指先までに模様が入って、なかなか格好よかったのを憶えていた。それからしばらくして、「パパイヤズ」の店内をウロついている時に、目についたのが「Henna Tatoo(ヘナ・タトゥー)セット」。在庫がひとつだったせいか、なんだか、「やってみようっと」と購入した。とはいえ、根っからの面倒くさがり屋の私のこと、もちろん、説明書なんかを読みつつ取り組む気には、まったくもってなれず。もちろん、そんな気もなく。ちょうどレジで購入している時に、顔なじみのスタッフが「あ、タトゥーやるの? リズが上手いわよ」と、ひと言。「え、リズって自分でやってるの?」「そうそう、上手いでしょう」と聞かされ、な〜んだそうかぁと、労働中のリズをつかまえて、「今晩ヒマ?」とさっそく聞いた。「Henna Tatoo(ヘナ・タトゥー)セット」を振りかざして指差すと、「いいよ、仕事が終わったら、行くね」と快諾してくれる。リズはいつもいつも優しい人なんだなぁ、ほんとに。

ハートから出たラインを裏まで延ばしてみた

 夕方、家に戻ってからはさっそく、どんな柄を入れるかを紙に書いたりして、ちょっとウキウキの私。身体を飾るというのは、いつでもウキウキする行為ではあるけれど、ボディ・ペイントというのは、さらにウキウキ度が高い。「この柄を、この場所に入れよう」と決めたあたりで、ちょうどリズが到着。購入されたまんまの形でカウンターにおかれてある「Henna Tatoo(ヘナ・タトゥー)セット」を見て、「あれ、まだ開けていないの?」とリズ。聞いてみると、中に2種類の液(というか、ヘナのペースト)が入っていて、それを混ぜて冷蔵庫でしばらく寝かせておくと、肌に定着しやすいらしい。もちろん、中身を開けてもいない横着な私はそんなことは知るはずもなく。ただ、定着しやすいって言うだけだから、準備してなくてもできるわよ、とリズに言われて、さっそく入れたい柄と、どこに入れたいかを伝える。リズは、う〜ん、どうしようかなっとしばらく考えて、フリーハンドでその柄を描いていってくれると言った。フリーハンドかぁ、スゴイね〜と感心する私。

肩にはオリジナルの柄

 この時、タトゥーを入れたのは、右肩と左腕。ヘナのペーストは濃い緑色をしていて、チューブに入れたそれを身体にのせてゆく。最終的には、オレンジがかった茶色に仕上がるのだけれど、濃さなどは、どれくらい時間を置いたか、どれくらいちゃんと乾かしておいたかにもよるらしい。ひんやりとした夜の作業だったので、ヘナのペーストが乾くまでに、風邪を引きそうである。今度からは、昼間にしようっと思う私。さて、1時間もするとヘナのペーストが軽くひび割れて、いい感じで乾いてきた。すべてが乾ききったところで、柄を入れたところにペーパータオルなどでカバーをして、6時間ほど置く。私の場合は夜だったので、柄の上にペーパータオルを捲いて寝るわけである。さて、翌朝。私の寝相のせいか(!?)、乾いたヘナは50%ほどは自然にポロポロと取れていて、まだ肌の上に残っているものを取り除いていく。つまんでいけば、これは簡単に取れる。で、仕上がりは、写真の通り。満足な私。最初にも書いたように「Henna Tatoo(ヘナ・タトゥー)」は“消えるタトゥー”である。オイルを塗って定着するようにすれば長持ちするけれど、それでも2週間くらいが限度だろうか。手間のわりには、短い命なんだけれど、身体に柄が入るのは楽しいものである。今では、「Henna Tatoo(ヘナ・タトゥー)」の本なんかを買ったりして、いろいろな柄を試して遊んでいる。ちなみに今回、腕に入れたのはインドのハート柄のひとつ。日本でもいろいろなキットが売られているようなので、肌の露出が多くなる季節に試してみてください。楽しいですよ。


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