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渓谷の魅力(3) ワイポオ滝トレイル
近藤純夫

ハレマヌ・ロードを下る

 カウアイ島のワイメア渓谷(Waimea Canyon)はハワイ語で「赤い水」を表します。その名の通り、一帯の土壌は赤茶色をしており、この土を染料にした「Red Dirt T-shirt」は土産物として人気があります。渓谷は長い時間をかけて浸食された結果、生じたものですが、同時にカウアイ島は東西で乗っているプレートの速度が異なるため、徐々に引き裂かれた結果でもあります。遠い将来、この島はふたつに分断されるのかもしれません。
 この渓谷はコケ・エ・ロード沿いの展望台からも眺められますが、やはり渓谷沿いを歩いて眺めた方が迫力も美しさも際立ちます。赤土の展望ポイントを通るときは空中を歩いているような不思議な感覚も味わえるでしょう。今回はワイポオ滝までの道を紹介します。

コアの木の向こうに渓谷が見えはじめる

 ワイポオ滝まではクリフ・トレイル(Cliff View Trail)と、キャニヨン・トレイル(Canyon Trail)を結んで歩きます。初めにコケ・エ・ロードを背に、林道(ハレマヌ・ロード)を下りましょう。道の両側にはオヒアの木に入り混じり、かつてはカヌーなどが造られたコアの木が見られます。その下にはイエロージンジャーの群落がどこまでもつづき、朝方には甘い香りを漂わせています。さらに下ると、コアの木に混じってユーカリの巨木が現れます。コアもユーカリも彎曲した葉が特徴的ですが、ユーカリの葉は中央に筋が入っている点が異なります。
 林道を20分ほど下り、あまり水量のないハレマヌ川を渡ってしばらく進むと、前方に分岐点が現れます。右手の、イエロージンジャーの群落があるところを右奥へ回りこむとクリフ・トレイルがつづいています。左手は間もなく林道の終点となり、そこからハレマヌ・コケエ・トレイルが伸びています。クリフトレイルへ折れると道は狭くなり、いかにも山道という感じになってほっとするでしょう。コアの木とイエロージンジャーやホワイトジンジャーの群落がつづくなかを5分ほど登ると、再び分岐点となります。右手はクリフトレイルへの道なので、左手に進みます。


渓谷の先に奇岩群を望む

 ここからはじまるキャニオン・トレイルを先へ進み、細くえぐれた道をジグザグに下ると、ホワイトジンジャーやイエロージンジャーの咲き乱れるナヴァイマカ川に出ます。川を渡り、山の斜面につけられた細い道を進むと、やがてワイメア渓谷の大峡谷が少しずつ右手に見えてきます。そこから一端、コアの木の林を少し下り、ちょっとした展望地点を通って大石の転がるところをすり抜けると、赤土が露出した大展望地点に出ます。
 吹き抜ける風の気持ちよさも手伝って、爽快感が体中を駆けめぐる瞬間です。峡谷の下までよく見え、ときおりシラオネッタイチョウが峡谷を滑空しているのを観察できるでしょう。展望地点は南北に長く、そのまま南へ移動していくと展望はさらに広がります。崖側には柵がなく、すべりやすいので決して近づかないようにしましょう。

滝の下の風景

 さらに南へ進むと下り坂となります。右手の崖側からかなり急峻な坂を降りて滝へ行くこともできますが、危険なので左手から下ります。少し下り、さらに左へ大きく迂回すると滝へ近づくトレイルが現れます。大きくカーブするところで川の流れに行きあたります。これがコケ・エ川です。ここで道は左右に分岐しています。右手が進路ですが、その前に左へ寄り道してワイポオ滝の上流部につくられた小さな滝と池を見ておきましょう。滝というより段差に近い小規模なものですが、閑かで雰囲気のよいところです。川の水は南側に流れ、下の滝を豪快に落ちますが、雨の少ないときはそれほどでもありません。

 トレイルに戻り、今度は左手(南側)へ進んでから、すぐに川を渡り、右手の岩場を下りるとワイポオ滝の脇に出ます。滝の落ち口は危険なので近づかないようにしましょう。滝のそばまで下りても滝自体は見えませんし、峡谷の景観はトレイル上からみてもさほど変わりません。右手の岩尾根に連なる奇岩群や、眼下のワイメア川の源流のすばらしい景観を楽しんでください。帰路は来た道をを戻ります。

※あわせて「渓谷の魅力(2) ワイメア渓谷」もご覧ください。

アプローチ

 リフエからは南の海岸に出て西へ進み、ハナペペを過ぎてワイメアの町に入ったところで550号(ワイメア・キャニオン・ドライブ)を北上するか、その先のケカハの町から552号(コケエ・ロード)を北上します。ドライブは552号線の方が楽でしょう。いずれを経由しても合流して550号線となります。左手にマーカハ・リッジ・ロードが出てきたら右手に注意しましょう。ハレマヌ・ロードのサインがあったら、そこがスタート地点です。ときおり、車が降りることがありますが、四輪駆動車でないかぎり、雨が降ると登り返してくることができない場合があります。分岐点にある駐車場に車を停めて歩きましょう。所要時間はおよそ2時間です。

次回は中断してしまった「ポリネシア人の誕生(2)」についてお話しします。
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